【東大】【理科Ⅰ類】K.M先生の場合

本記事の目的

本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。

大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。

体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

中学生の頃、私は学校の寮で生活をしていました。その頃の私は勉強が嫌いな上(今でも好きかといわれると怪しいですが…)、勉強しないといけないというモチベーションがわかず、ほとんど勉強に身が入っておらず、結果として成績もそこまで良くはありませんでした。しかし、高校に入ってしばらくして、東京大学を目指すことを自分で決定してからは、人から言われたことをやるのではなく、自分にとって何をやるのが最も得になるかを最優先に考え、成績を伸ばしました。指導を通して勉強との正しい向き合い方や、なるべく効率よく勉強するためのコツを伝えることができればいいなと思っています。

行っていた習い事/部活などはありますか?

中学:バスケ部
高校:ディベート部(日本語と英語の準備型をやっていました。全国大会にも出場しています)

中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか?

中学のときは前述した通りほとんど普段家庭学習を行わない上、夜更かしして寮の友達と遊んでいたりしたので授業中よく寝て、成績は決して良くなかったです。
高校では1年生の時、成績上位者が振り分けられるクラスに入りたい、というきっかけで最初勉強し始め、中学の頃よりかは成績が向上しました(学年で30番以内程度)。その後、志望を東大に決め、勉強の仕方を工夫するようになってから成績がさらにあがり、3年次には、マーク模試で学年15番程度、東大模試では理系の中で学年7番程度が安定するようになりました。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

高校2年から東進に通い始め、物理の苑田先生の授業を受講していました。また、高校3年から林修先生の現代文の授業を受講し、高校3年の夏から過去問添削講座を利用し始めました。過去問添削講座では東大の過去問を解いて添削を受けるほか、解説授業で東進のトップ講師の方々の解説授業を受けることができました。

その塾/家庭教師での成績はどうでしたか?

東進は個人での受講なので塾内でのクラスなどはありませんでした。高2から受講していた物理の成績に関して、高2の時点では先生の高度な授業を理解することが難しく、大きな変化がすぐに現れたわけではありませんでした。

しかし、高3になって問題演習をしはじめ、苑田先生の授業の復習をして理解していくにつれ、最初は苦手科目だった東大物理が得意科目になりました。実際、2次試験の物理の過去問は簡単なときであれば9割近い点数がとれるようになりました。高三から受講した現代文では、文章の基本的な読み方を学ぶと同時に、適当にそれっぽい所を抜き出した答案を作成することの危険性を教わり、直前まで添削をやったことで二次試験では古文漢文が上手くいかなかったにも関わらず現代文のおかげで国語は高得点でした。

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

開始前:平日2~3時間程度、休日ほぼ0
開始後:平日4時間程度、休日8~10時間程度

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

英語:学校でかなり力を入れて教えてくれ、高2の時点で二次試験の過去問で簡単なものから触れ始めていました。とにかく単語の知識を増やすことと、問題演習でなれることが大切だと思います。

国語:現代文に関しては、正しい指導者を見つけることがまず肝心です。てっとり早い方法は東進で林修先生の講座をとってしまうことだと思います。学校の国語のテストは暗記科目になってしまいがちですが、それを続けても二次の力はつかないので、必要に応じて学校の勉強とは違うものと割り切っても良いと思います。古文漢文はとにかく基礎知識を十分身につけることが大切です。

理系に関しては基礎さえしっかり身についていれば、他の受験生に大きく遅れをとることはありません。センターの対策はしっかりしましょう。

数学:青チャートかFocus Goldなど、解説がしっかりしていて十分な量がある問題集を利用して基礎を身につけ、その後受験でよく出る問題が出ている1対1などの問題集をやる、という王道ルートが最もわかりやすく効果があると思います。基礎をしっかり身につけた上で、受験で良く使うテクニック(確立漸化式など)が使えるようになれば、数学で大きく稼ぎたいという人を除くと十分な力をつけられます。

物理:ただ公式を暗記するだけにとどまらず、どうやってその公式が求まるのかなどを徹底的に考えることが大切です。少しでもあやふやな所を残していると、そこが出題されたときに、公式を本当に適用して良いのかなど迷ってしまいます。なので、わかりやすい勉強法としては、ある公式を勉強したときに、なにも見ずにその証明を自分でできるか試すという方法があります。これはかなり効果的ですので是非やってほしいです。磁気だけは例外で、高校数学レベルでは証明できない部分も多いので、そこは覚えるしかありません。

化学:とにかく頻出問題を解きまくることが大切です。試験時間が足りなくなる二次試験の理科では、化学ではよくある計算問題を、見た瞬間にやり方が思いついて解けるレベルにしないといけません。なので、必要な知識を覚えた後は、問題集などでとにかく問題を解いてなれることが大切です。

また、これは一つの科目に限ったことではないですが、人に教えるという勉強法はとても効果的です。人に教えるには、自分の中で曖昧な所がしっかりつぶせていることが必要なので、自分の理解をより深めることができます。私も、高校の時寮で友達によく勉強を教えていたのですが、それが自分の理解にもつながっていたと思います。学校の休み時間や勉強会などで是非やってみてください。

使っていた教材/おすすめの教材

DUO3.0:英語の単語帳です。文で覚えるタイプのもので、一般的な単語帳があまり好きではない人にお勧めです

化学の新研究:化学の問題集です。難関校を受けるなら持っておくと便利です。ただ、分量がかなり多いので、苦手なところはしっかりやるべきですが得意なところまで無理にやらなくても良いと思います。

体系物理:公式の導出などに重点を置いた物理の問題集です。必要なところでは微積を使いながら、わかりやすく理解を進めることができます。

鉄緑会の出版している東大過去問集:赤本などと比べて情報が桁違いなので、東大受験を考えるなら必ず買うべきです

成績はどのように変化していきましたか?

高校3年の春時点までは東大はC判定程度でしたが、夏のオープンでA判定が出て(実戦は未受験)、秋の冠はオープン実戦プレの3つすべてAでした。東進の東大模試は秋までの2回はだいたいC判定で、後半の2回は理2A理1Bでした。

合格した学校を教えてください

早稲田大学政治経済学部(センター利用)
防衛医科大学校医学部医学科
東京大学理科一類

進学した学校を教えてください

東京大学理科一類

入学後の学校の印象はどうでしたか?

非常にいろんな人がいるが、やはり真面目な人が多い印象。高校の時と比べて周りのレベルが圧倒的に高く、とても刺激を受けています。一方で世間でいう東大の印象とは外れたような人も良くいますし、一言で表せないような多様性のある環境だと思います。

合格の秘訣は何だったと思いますか?

とにかく自分に何が足りていないのかを考えて勉強できたことだと思います。ただ脳死して問題を解いて暗記をするのではなく、その問題からたくさんの事を学び、本番に活かせるようにすることが最も大切です。どうせ勉強するなら、意味のないことをするのではなく、集中して多くのことを学べるようにしましょう。

最後に一言ください!

この記事を読んだ人の合格を心から願っています

今回紹介する先生に関する運営コメント

各教科ごとの勉強法が詳しく書かれていて参考になりますね。ただただ問題の数をこなすのではなく、その問題から学べることを学ぶ姿勢で、一問一問大切に取り組むことが重要ですね。

この先生に勉強を教えてほしい方へ

この先生は、家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」に在籍する先生です。

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2020.08.11
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