【京大】【法学部】M.N先生の大学受験体験記

本記事の目的

本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。

大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。

体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

基本的に面倒くさがりで、継続的な努力があまり好きではありません。受験勉強も同様に、毎日の勉強時間はかなり気まぐれで、気の乗らない時は1、2時間程度で切り上げたり、モチベーションの高い時はぶっ通しで8時間してみたりと、波の大きな勉強法をとってしまいました。

大学に合格した今も、気の向いた時に課題をやるスタンスは変わらず、気づいたら締め切り間近となり焦って課題を提出…なんてこともありますが、基本的にやるべきことは最低限やっています。

幼少期はかなり内向的で、児童書を読み耽る毎日を送っていましたが、高校大学では友人たちと3、4人くらいで集まって色んなところに遊びに行っていました。大人数での団体行動は今でも苦手です。

行っていた習い事/部活などはありますか?

習い事はピアノを10年強、ギターを3年やっていました。中学は剣道部と放送部を兼部し生徒会執行部の活動にも携わりました。高校では古典文学研究部の部長を務め、高2からは箏曲部も兼部していました。 

中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか?

中学高校ともに主要5教科の内申はいずれも5でした(美術と体育は苦手で、美術は4、体育は6年間3でした…)。

中学では上位5番以内、高校の総合成績はコース順位首位を保っていました。高校では2年間特待でした。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

高等進学塾天王寺校に、高2の冬から入塾しました。英語と数学を受講し、高3からは二学期の途中まで古文を取っていました。

高校の数学の授業の設定レベルが低かったため、数学の学習は塾のテキスト『技』を高3の夏にさしかかるまで何度も反復し、塾の授業で習った解法を覚えていました。

その塾/家庭教師での成績はどうでしたか?

高2で入塾時、英語は東大京大医学部クラスでした。その中での成績はちょうど真ん中くらいです。

高3では京大英語クラスに最後まで所属しました。そこでの成績は平均より上でした(数講に一度、演習問題の成績で名前が載る程度です)。

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

高1〜高2→平日1.5~2.5時間/休日3時間 (定期テスト前は平日5時間/休日8時間)
高3→4~6時間
直前期→0~8時間、その日の気分で

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

〇共通テスト社会(倫政)⇒高校の授業をしっかり復習し、定期テストで上位の成績を保つよう継続的なテスト勉強を行う。直前期には山川の過去問問題集でひたすら演習する

〇日本史⇒語句問題対策→高校の授業を中心に、語句をしっかりインプット。然る後に私大対策を兼ねて一問一答
論述問題対策→歴史的転換を、「政治」「文化」「社会経済」の枠組みで捉えて理解する。共通テスト後に京大・阪大の過去問を解き、先生に添削していただく

〇英語⇒高1で文法書1冊をしっかり理解して英文法をマスターし、適宜選択問題を集めた参考書でアウトプット。高2で『基礎問題精講』などを活用し、頻出構文を理解。阪大の過去問なども適宜有効活用し演習。この頃までに英単語は一通り頭にいれる。高3夏まで1週間に1題のペースで京大の過去問に慣れ、秋以降は過去問や紺本など(模試過去問集)で演習量を確保。

使っていた教材/おすすめの教材

〇日本史→『日本史の論点』(駿台文庫)
〇英語→『基礎英文問題精講』『英文読解の透視図』

成績はどのように変化していきましたか?

高2冬までは京大法学部の判定がCのまま変動ありませんでしたが、高3夏頃になると急に共通テスト模試の成績が不安定になりました(A→Eなど。逆も然り)。また夏の駿台京大実戦模試でD判定を出してしまい、焦りが募りつつも、秋の実戦模試もDのまま変化せず。その後も成績は伸び悩み迎えた共通テストは83パーセントでリサーチではE判定、共通テスト直後の東進京大本番レベル模試でもE判定をとるなど絶望的な状況でした。

合格した学校を教えてください

京都大学
慶應義塾大学(一般)
中央大学(共通テスト利用)
関西大学(共通テスト利用)

進学した学校を教えてください

 京都大学

入学後の学校の印象はどうでしたか?

京都大学というと、「変人」の印象がどうしても先行してしまいますが、入学前に想像していたような、容姿や言動がちょっと変わった人というのはごく一部です。

しかし、ある1つの分野に大変熱心な人、外国語を何個も履修してマスターしたいと意気込んでいる人、文系だけれども数3や物理化学を一般教養で学んで体得したいという人など、他大学ではあまり見られないであろう向上心の強い人は珍しくありません。

どのような方向性であれ、学問に対して強く興味関心がある方ならば、気の合う友人が必ずできる環境であることは間違いありません。

合格の秘訣は何だったと思いますか?

 一般的な合格目標点を全て無視したことです。大学受験は要するに合格者最低点に乗った者が合格できるのです。予備校や参考書などで「この時期までに模試で〇点」とか、「本番では最低限〇完をしよう」とかいった文言を目にすることが多いかと思いますが、それはあくまで、飛び抜けて得意な教科や苦手な教科を度外視した一般論にすぎないということを心に留めておくことが肝要です。

私は最後まで数学が伸び悩み、秋の冠模試で偏差値39をたたき出してしまうほどでしたが、「数学で取れない分を他教科でカバーして合格最低点に乗ればよい」と考え、共通テスト直後に二次数学の得点を1完にあたる30点として仮定し、他教科で何点取れれば受かるかを考えて目標設定し、数学は基礎基本に徹するのみに留め、他教科で他の受験者より得点する戦略を立てました。

結果として私が受験した年は数学が大幅に易化し、私のようなタイプが有利となりましたが、受験年度により各教科の難易度はマチマチなので、〇完とか〇点とかに固執せず最後は得意なものを徹底的に伸ばす手段を選ぶのもありだと思います(理系ですが私の友人も英語を丸々捨てて理科数学で大きく得点し合格していました)。

とどのつまり、合格者最低点であっても受かれば良いのですから、各々の現状に最も適し、最も無駄のない方法をとるに越したことはないでしょう。

最後に一言ください!

皆さんの志望校合格のお力添えができるよう精一杯頑張ります。受験期は色々と思い悩んでしまうことがあるでしょうし、勉強のことでなくても何なりと相談してください。

今回紹介する先生に関する運営コメント

受験は最後まで何が起こるかわかりません。直前でA判定の人が落ちることもありますし、この方のようにD判定でも受かる方がいらっしゃいます。最後まで決してあきらめず、自分の得意を伸ばしていく方法をこの先生と一緒につかみましょう!

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この先生は、家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」に在籍する先生です。

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