【京大】【工学部】R.I先生の場合

本記事の目的

本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。

大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。

体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

小学生の頃からトランペットを続けており、昔から音楽に親しむ機会が多かったです。現在は大学でオーケストラに所属してトランペットを吹いています。
中学時代あたりから映画鑑賞が趣味となり、今でも休日はよく映画館に通います。1番好きなのはスターウォーズシリーズです。

行っていた習い事/部活などはありますか?

ピアノ、歌、吹奏楽部(トランペット)

3年を通じて学校での成績はどうでしたか?

中学1年生のはじめの定期考査は成績が良かったですが、真面目に勉強していなかったので中学時代はどんどん成績が下がっていました。中高一貫校だったので高校受験の勉強をしていないこともあり、高1の初めも成績は悪くはないとはいえ決して良くはありませんでした。

高校時代は中学時代よりもテスト前に真面目に勉強する習慣がつきましたが、生活の中心は部活と映画鑑賞だったため成績の浮き沈みが激しかったです。特に高3の初めに数学の成績が落ち込み、受験期には少し苦労しました。高3の春から本格的な受験勉強をはじめ、かなり努力したこともあり定期考査の点数はかなり良くなりました。

ただ京大の冠模試の成績はなかなか上がらず、受験直前まで受かるかは不透明でした。最後まで諦めず勉強したことが、最終的に最低点より100点以上高い点数を取って京大工学部に受かることができた理由だと思います。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

大学受験に際しては塾、家庭教師などには一切教わらずに学校中心で勉強しました。クラスメイトの大半は塾に通っていましたが、学校の先生は的確なアドバイスをくださり、質問にも丁寧に答えてくださったので塾に行く必要はなかったです。参考書もそこまでたくさん買わず、学校で配られた問題集などを完璧に解けるまでこなして実力をつけた後、過去問演習をすることで十分な受験対策になりました。

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

受験勉強を始めるまではテスト前は1日5時間ほど、テスト期間以外は授業以外一切勉強していません。
受験勉強開始後は授業のある日は放課後に4時間ほど、休みの日は平均1日10時間ほど勉強していました。

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか

【国語】手をつけるのが遅く、センター直前に対策を始めました。センターまでは過去問、予想問題などを解きあさり、合計でテストを30個分以上こなしました。二次対策はセンター以降にはじめ、過去問を解いて学校の先生に添削を依頼しました。

【数学】高3の初めに数学の成績が悪かったので授業の予習復習に力を入れ、学校で配られた問題集(スタンダード数学演習Ⅰ,Ⅱ,A,B、オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ)をやり込みました。12月あたりから過去問演習を始めました。初めは分野別に解き、慣れてきた二次試験3週間前あたりから1年分を丸ごと解いて学校の先生に添削を依頼してもらうのを10年分ほどやりました。


【物理】もともとある程度できたので基礎的な問題集はせず過去問演習を始めました。ただ時には知識が抜けていたりよく理解していない分野があり、それに気づいた時には学校で配られた問題集(リードα物理基礎・物理、名門の森 物理)でその分野を重点的に解いたあともう一度過去問を解く、ということをしました。

【化学】まず初めに力をつけるため学校で配られた問題集(化学 重要問題集)を解き、それをやり終えてから過去問演習をしました。二次直前は物理化学合わせて3時間分の本番のテスト形式の演習をし、本番に備えました。

【英語】もともと得意だったので早い段階から過去問を解き学校の先生に添削を依頼しました。かなり力がついていた自信がありましたし、本番の後の手応えも良かったので、開示の点数が思ったより悪く意外でした。

【地理】学校の授業担当の先生がいわゆる「ハズレ」の人でセンター直前までなかなか成績が伸びませんでした。1番成績が伸びたと感じるのは直前期に過去問と予想問題の演習をした時です。全体でテストを30個分以上解くとコツがつかめ、知識も増えて点数が伸びました。

【補足】京大工学部は理系教科のセンター配点が0なので数学理科のセンター対策は一切していません。英語も得意だったのでセンター対策はほとんどしていません。

使っていた教材/おすすめの教材

二次対策で使っていたのは「京大の〜25カ年」シリーズです。数学だけは25カ年を使わず、「世界一わかりやすい京大の理系数学合格講座」で過去問演習をしました。

成績はどのように変化していきましたか?

高2の秋に試しに受けた京大オープンは散々な出来でした。学力もついていない上習っていない分野もあったので当然のことだと思います。高3の夏の模試ではかなり良い成績を取ることができ、京大オープンでは工学部物理工学科B判定、地球工学科A判定、京大実戦では物理工学科C判定、地球工学科A判定が取れました。

しかし秋の模試はうまくいかず、京大オープンでは物理工学科C判定、地球工学科A判定、京大実戦では物理工学科D判定、地球工学科B判定となりました。(地球工学科は比較的A判定が取りやすく、また京大オープンより京大実戦は判定が厳しめに出ます)

合格した学校を教えてください

京大工学部物理工学科のみ

進学した学校を教えてください

京大工学部物理工学科

入学後の学校の印象はどうでしたか?

京大は「自由の校風」を掲げていますが、近年自由が制限されることが多くなっているようです。タテカン規制などでニュースで話題になることも多いのでご存知の方も多いかと思います。実際入ってみて、出席を厳しく取る授業や課題をたくさん出す授業、課外学習の強制などで意外と自由が少ないな、とは感じます。

しかし周りの学生のレベルが高いのでそれはよい刺激になっています。建物も荘厳で毎日通うのが楽しいです。サークルや部活もたくさんあり、ユニークなものもたくさんあるので大学生活は楽しめると思います。

合格の秘訣は何だったと思いますか?

自分に負荷はかけつつも、無理をすることがなかったのが良かったと思います。受験期は休憩を取ることに抵抗を感じますが、無理をすると後に響き、結果的にパフォーマンスが悪くなるので適度な休憩は必要ですし、時には息抜きで遊ぶことも大事です。

また、本番を意識した勉強をしたのも良かったことだと思っています。「練習は本番のように、本番は練習のように」とはよく言う言葉ですが、まさにその通りだと思います。

最後に一言ください!

受験はしんどい、と考える人は多いですが、無理せずに勉強することで楽しく受験生活を送りながら志望校に合格することは可能です。頑張ってください。

[コメント]先生の体験記を読んで・・・

私が大学受験をした時は自分を追い込み過ぎてしまい、体調を崩してしまうことが多々ありました。体調を崩すと、そこから数日は勉強が手につかなくなってしまうので体調管理は本当に重要ですよね。

R.I先生は各科目の勉強法を詳しく書いてくれています。受験生の皆さんもこちらを参考に受験勉強に励んでみてはいかがでしょうか!

この先生に勉強を教えてほしい方へ

この先生は、家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」に在籍する先生です。

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