少し前までは小学生で塾に通っている方は少数派だったと言えるでしょう。
しかし、近年では受験目的や補習目的で塾に通う小学生がますます増えており、文部科学省の調査では私立校で約7割・公立校で約4割の生徒が塾に通っていると明らかになっています。
このような状況を踏まえ、お子様を塾に通わせた方が良いと考えている方も多いでしょう。しかし、実際に塾が必要かどうかはお子様の学習状況や目指す目標によっても異なります。
そこでこの記事ではお子様の置かれている状況に応じて塾が必要となるかどうかをご紹介します。
Contents
小学生が塾に行く必要はあるの?
早速ですが、小学生は塾に行くべきなのでしょうか?
この質問に対する答えは「お子様次第!」これに尽きます。
具体的には、小学生のお子様が①受験を目指しているか②学校の勉強に不安があるか。これらの2点が塾に通う必要があるかの判断で重要になります。
お子様に塾が必要かをチェック!
お子様の状況に応じて塾に通う必要があるかどうかは変わってきます。お子様の置かれている状況やその目標の場合わけと、その場合における塾に通う必要性を一目でわかるように表にしてまとめてみました。
もちろん、この表で示す塾の必要性はあくまでも多数ある考え方の一例にすぎません。しかし、以下で示す考え方は中学受験経験者が語る代表的なものであるため、この例を参考にしてお子様を塾に通わせるかどうかを判断するのは決して悪い選択ではありません。
中学受験をする | 進学塾に通う必要性高 |
中学受験はしない・学校の勉強に不安がある | 補習塾に通う必要性高 |
中学受験はしない・学校の勉強に不安はない | 塾に通う必要性低 |
中学受験を目指したい小学生は必ず塾に通うべき!
まず、中学受験を目指す場合には塾に通うことは必須と言えるでしょう。
その理由は中学受験で出題される問題の難易度にあります。中学受験で出題される問題は小学校の学習範囲からの出題ではあるものの、煩雑な計算が要求されたり、難易度の高い応用が求められるケースがほとんどで、小学校で勉強するだけでは太刀打ちできない場合が多いのです。さらに、中学受験にはテクニックを使うことであっという間に解けてしまう問題が多数あるといった特徴もあり、塾でそのテクニックを習っているかどうかで大きな差がついてしまう場合もあるのです。
また、中学受験を目指すほとんどの小学生が早い段階から進学塾に通い対策を進めているという実態があります。ですから、塾に通っていない方が中学受験に挑戦するとなるとどうしても進学塾に通っている他のライバル小学生に差をつけられてしまうのです。
いつから塾に通うべき?
中学受験で合格を掴み取る場合には塾に通う必要があることはわかりました。それでは中学受験に合格するためにはいつ頃から塾に通うべきなのでしょうか?
中学受験は高校受験や大学受験より長期間の準備が必要だと言われており、一般的には小学4年生から塾に通うと良いとされています。
実際に多くの進学塾では小学4年生時点から受験に向けたカリキュラムが作られている場合が多く、この時期から勉強を始め、塾に通い始めることで余裕を持って受験に挑戦することができるでしょう。
いつから塾に通うべきかについてはこちらの記事でより詳細に紹介されていますので、よろしければ是非お読みください。
塾に通っている小学生の割合ってどれくらい?いつから塾に行くべきかについても解説!
学校の勉強に不安がある小学生も塾に通うのがおすすめ!
次に、中学受験を考えていない小学生でも小学校での勉強に不安がある方は塾に通うことがおすすめです。
具体的な指標としては、普段の学校のテストで80点を下回る場合が多い小学生やテストがある程度できていても勉強習慣が全くない小学生は塾に通う必要があると言えるでしょう。
学校での勉強に不安がある小学生が塾に通う必要があるとされている理由は、小学校での勉強内容を完璧にできているかどうかで中学・高校での成績が大きく変わってきてしまうからです。
中学校からは小学校での勉強が理解できていることが前提として、格段にレベルが上がった内容を勉強していきます。進学後の中学校や高校での勉強についていくためにも、小学校の勉強に不安がある生徒は塾に通って勉強の不安を解消しておく必要があるのです。
塾選びのポイントは?
この場合、通う必要があるのは中学受験を目指す進学塾ではなく、日常の勉強をサポートしてくれる補習塾になります。中学受験を目指し、進学塾を選ぶ場合は受験ノウハウを持ち、合格実績をあげている大手塾がお勧めされることが多いですが、補習塾の場合は必ずしも大手の塾が良いというわけではありません。
学校の勉強に不安があるというお子様の場合、塾に通い始めてもすぐには成績が上がらないということがほとんどで、先生と一緒に粘り強く指導を受けることで成績が次第に上がっていくのです。
そのため、補習塾を選ぶ際には「塾の雰囲気が生徒に合っているか」「先生と生徒の相性が良いか」が非常に重要になってきます。お子様の性格にあった塾や先生を選び、長い時間をかけてじっくり学習できる塾を見つけましょう。
学校の勉強についていけている小学生は?
これまで塾に通う必要がある小学生について紹介してきましたが、塾に通う必要があまりない小学生もいます。それは中学受験を考えていない、かつ小学校の勉強に不安がないという小学生です。
これらの小学生は中学校に入っても問題なく勉強についていける可能性が高いため、周りが塾に通っているからといって無理に塾に通う必要がありません。
ただ、そのような小学生でも塾で中学校の学習内容を先取りして勉強することはおすすめできます。
先ほども紹介したように中学校からは学習内容の難易度が格段に上がります。ですので、小学校の勉強に全く不安がない場合でも今後の学習に備えて補習塾に入り、勉強を進めておくのも良い選択肢だと言えるでしょう。
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まとめ
本記事では、お子様の学習状況や目標に合わせて、小学生にとって塾が必要か否かをご紹介しました。
近年は小学生でも塾に通っている方が多く、自分が塾に通うべきか悩んでしまうかと思います。本記事を参考にしてお子様に塾が必要かどうかを考え、最適な選択をしましょう!