筑波大学附属駒場中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

日本最高峰の中高一貫校として名高い筑波大学附属駒場中学校・高等学校(通称:筑駒)。

本記事では、そんな筑駒の進学実績や入試等の情報と、特徴・魅力まで併せて紹介します。

筑波大学附属駒場中学校の受験を考えている親御様は、この記事を参考にし、他の中学校と比較しながら受験校を検討してみて下さい。

筑波大学附属駒場中学校とは

創立1947年
偏差値73
主体国立
所在地東京都世田谷区
最寄り駅駒場東大前駅(徒歩9分)
体制男子校
形態中高一貫

筑波大学附属駒場中学校は、「自ら考え行動し、共に学び合い、高め合う生徒の育成」を教育目標としています。2002年度から4期20年にわたりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)研究開発を進めており、2022年度からは「国際社会に貢献する科学者・技術者の育成を目指した探究型学習システムの構築と教材開発」を継続実施しています。

また、2016年度には情報通信技術を活用した教育振興事業「IE-School」調査研究、2017年度には次世代の教育情報化推進事業(情報活用能力の育成等に関する実践的調査研究)に採択されるなど、高度な情報教育を実施しています。

驚異の合格者数!2023年進学実績

筑波大学附属駒場高校の大きな魅力の一つは、圧倒的な進学実績です。

2023年の合格実績を表にまとめましたので、まずはそちらをご覧ください。

大学合格者うち現役生
東大8773
東工大44
一橋大43
早稲田大9753
慶応大7136
上智大2412
東京理科大167
MARCH386
医学部5023

筑波大学付属駒場高校は2023年の高校別東大合格者ランキングで2位になっています。

そして、現役合格率では全国1位です。

1学年およそ160人であることを踏まえると、現役生の合格率は45.625%。おおよそ2人に1人が東京大学へ進学している計算になります。

また、東大のみにとどまらず、医学部に現役・既卒あわせて50人、早慶上理と呼ばれる最難関私立大学群には、現役・既卒あわせえて208人もの合格者を排出しています。

少人数ながらもこれほどの合格実績があることから、生徒全体のレベルが大変高いことが伺えます。

筑波大学附属駒場中学校入試の基本情報(2024年)

日程2月3日(土)
教科・配点国語100点(40分)
算数100点(40分)
理科100点(40分)
社会100点(40分)

筑波大学附属駒場中学校入試の合格者や倍率(2024年度)

募集人員120人
出願者数660人
1次選考合格者数660人(抽選による選考は実施せず)
2次選考受験者数555人
2次選考合格者数128人
倍率5.16
合格者最低点353点(報告書100点分を含む500点満点中)
合格者平均点非公開
合格者最高点418点

筑波大学付属駒場中学校の入試について

2023年の入試では受験者数が521人であったのに対して合格者が128人でした。倍率にすると4.07倍です。他の難関中高一貫校の倍率は3倍程度ですので比較的高い倍率であると言えます。

また、当然ながら筑駒を受験する層は中学受験をする小学生の中でもトップ層であると言えるため、非常にハイレベルな競争であることは明白です。

筑駒の入試問題を見ると、いうまでもなく非常にハイレベルなものが多いです。それに加えて、筑駒は40分と他の中学校の入試と比べて試験時間が短く設定されています。 学校側としては完答させることを目的としているのではなく、いかに効率的に点を取るかを試していると言えるでしょう。

スピードと正確性、それに加えて得点を最大化するための取捨選択能力といった、様々な力が総合的に求められる極めて高難易度の入試になっています。

筑波大学附属駒場中学校入試の科目の傾向と対策

算数

大問4題が出題されますが、試験時間は40分なのでスピードが必要です。図形、速さ、規則性などが頻出です。

国語

大問3〜4題が出題され、説明文、物語または随筆、詩などが出題されます。記述問題が多いのが特徴です。

理科

大問6〜7題で、物理、化学、生物、地学から出題されます。会話文での出題もあり、時事問題と融合した問題も出題されます。

社会

大問3題で、歴史、地理、公民から出題されます。記述問題も出題され、公民には時事問題も含まれます。

人気の理由、筑駒の特徴とは

ここまで、進学実績と入学試験についてみてきましたが、一体なぜ筑駒はここまで人気を博しているのでしょうか。

筑駒の魅力は進学実績だけではありません。他にも様々な魅力があるから人気があるのです。

それでは、ここからは筑駒の魅力を見ていくことにしましょう。

自由な校風

筑駒は「自由・闊達の校風のもと、挑戦し、想像し、貢献する生き方をめざす」を学校目標として掲げているように非常に自由な校風で知られています。

制服はなく、校則も特にはありません。

また、授業内容に関しても教科書を使用することは稀で、先生がためになると思ったアカデミックな授業を行います。そのため高校で習う範囲を中学生のうちに終わらせたり、大学で学ぶ範囲を授業内で教わったりします。

小手先の受験テクニックを教えるような、受験だけを目標とした指導ではなく、学問の本質的な面白さを実感させてくれる授業は非常に魅力的で、そうした指導を受けた経験は大学受験を超えて一生ものの財産となるはずです。

こうした自由な校風のため、自分の好きな分野をとことん追求する人が多くいて、ある分野において突出した結果を修めるケースがままあるようです。

例えば、2023年の夏の科学オリンピックでは、第19回全国物理コンテスト 物理チャレンジ2023で金賞と銅賞を各1名ずつ、日本生物学オリンピック2023で金賞と銅賞を各1名ずつ、化学グランプリ2023では金賞を3名、銀賞と銅賞を各1名受賞しています。中には国際大会に向けて日本代表候補者になっている生徒もいます。

こういった自由さは筑駒の大きな魅力の一つだと言えるでしょう。

一方で先述の通り、学校の授業が大学入試を意識したものではないため、授業のみでは十分に大学入試の対策が行えない点は注意が必要だとも言えます。そのため、多くの筑駒生は塾に通うなどして個別で対策を取っています。

中高一貫教育

中学校から入学すると、高校卒業までの6年間を一括りとした中高一貫教育を受けることになります。そんな中高一貫教育にはどんなメリットがあるのかを紹介していきます。

深いつながりを作ることができる

中高一貫校では、中学、高校といった多感な時期を6年間という長期間にわたって一緒に過ごします。その中で生まれた友情や繋がりは、一生ものになりうるかけがえのないものになるはずです。

また、卒業してからも、様々な分野で活躍する筑駒生とつながりを持てることは大きなメリットの一つといえるでしょう。

高校受験がない

中高一貫校に中学校から入学した場合は高校受験がありません。

そのため普通の中学生が高校受験の勉強をする時期に勉強漬けの日々を送る必要がありません。

何事も基本的に6年という長期的なスパンで考えることができるため、部活動に打ち込んだり、興味のある分野をとことん深掘りしたりなどして自分の可能性や知見を大きく広げることができます。

授業進度が早い/授業内容が深い

超難関である筑波大学附属駒場中学校の入試を突破した生徒さんは優れた学習能力を持っています。入試により一定以上の学習レベルの生徒を選抜しているため、授業内容を素早く吸収出来ます。その結果、授業スピードを早めたり、より深い内容を教えることが可能になります。

また、6年スパンで教育プランを立てることができるため独自のカリキュラムをとることで、効率的かつ本質的な学習を進めることも可能になります。

これが高い進学実績にも結びついているといえるでしょう。

学費が安い

筑波大学附属中学校・高等学校は超難関の中高一貫校にしては珍しい国立の学校です。

国立の中学校、高等学校の中で唯一の男子校でもあります。

国立であるために学費が他の超難関の中高一貫校と比べてリーズナブルです。

都内の有名私立中高一貫校の男子御三家と入学金、授業料を比較してみましょう。以下の表をご覧ください。

学校名筑駒開成麻布武蔵
入学金56,000円320,000円300,000円370,000円
授業料115,200円492,000円494,400円520,000円

入学金は約6分の1、授業料は約4分の1と、その学費の安さは一目瞭然です。

塾に通われる方も多いと思いますので、その費用を考えると学費の安さは国立校の大きな魅力の一つですね。

豊富な行事

筑波大学附属駒場中学校・高校には様々な行事が用意されています。勉強だけではなく、こういった行事が充実しているのも筑駒の大きな魅力ですね。今回は、筑駒3大行事の音楽祭、体育祭、文化祭について紹介します。

音楽祭

音楽祭は、クラス対抗の合唱コンクールで、例年6月に昭和女子大学人見記念講堂にて行われます。

中学は課題曲と自由曲、高校は自由曲2曲を演奏します。

また、音楽部などによる演奏も行われ、素敵な演奏で音楽祭を彩っています。

審査員には豪華なゲストが招かれることも多く、なんと作曲者本人が来ることもあるようです。

合唱を通じてクラスの団結力を飛躍的に高める機会になります。

体育祭

体育祭は2日間に分かれて行われます。

筑駒の体育祭の特徴としては縦割りクラス対抗で行われるということで、学年の垣根を超えて団結して行われるため、クラス内だけでなく学校全体の一体感が高まるということです。

サッカー、バレー、バスケットボールなどの団体種目に加えて、陸上種目、剣道、卓球さらには相撲といった個人種目も行われます。

また、オリンピック形式と呼ばれる方式で競技が進行され、常に何かしらの競技が複数行われているためどこを見ても盛り上がれる行事になっています。

文化祭

最後に、文化祭を紹介します。

基本的に行事は学校内のみで完結することが多い筑駒において、学外の人を交えて行う数少ない行事になっています。

毎年11月に大勢の来場客を迎えて3日間の日程で開催されます。

高校2年生まではクラスや部活ごとに展示や演劇、パフォーマンスといった企画を発表します。高校3年生のみは他の学年と異なり、クラスを解体して食品、縁日など5~6団体の文化祭特別班を編成。当日は文化祭の中心となり活躍します。

筑駒の文化祭を訪れることで、感銘を受けて受験を希望する方も多くいるようです。

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)認定校

筑駒はSSH認定校です。SSHとは文部科学省が科学技術や理科・数学教育を重点的に行う高校を指定する制度のことです。

予算を国から配分されるため、充実した実験器具を揃えたり、大学と連携したハイレベルなプログラムを企画したりすることができます。

例えば、筑波大学の教授や企業の社員の方による講演会や、韓国の釜山国際高等学校、台湾の台中第一高級中等学校との交流会などを行っています。

特に理数系に興味関心があったり、そういった進路に進みたい方にとっては充実した設備のあるSSH認定校の筑駒は、非常に魅力的に写るはずです。

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