中学受験直前期にするべき効果的な追い込みの勉強法とは?

中学受験を数ヶ月から数週間後に控えた直前期には、最後の追い込みに入っていることでしょう。中学受験直前で、どのような勉強法を実践して実力を仕上げていくかは、受験の結果を左右するほど重要です。

しかし、本番が直前に迫ると緊張や焦りから、どのように勉強したら良いかがわからなくなってしまうという方が多いのではないでしょうか?

実は、直前期を乗り越え、実力を最大限伸ばすためには、重要な二つの要素があります。

本記事では、その一つである、中学受験直前期の追い込みの勉強法に焦点を絞って解説していきます。

受験直前を制するものは中学受験を制します。本記事を参考に効果的な追い込み勉強法を実践し、合格を掴み取りましょう!

もう一つの要素は、直前期の過ごし方です。中学受験直前期の過ごし方や、親御さんができるサポートについては「中学受験の直前期(12月から)の過ごし方は?保護者ができるサポートからNG行動まで徹底解説します!」の記事に詳しく書いていますので、ぜひご参照ください。

直前期の勉強のカギを握る、過去問の効果的な解き方は、下記の記事で詳しく解説されていますので、ご参照ください。

【中学受験】過去問演習で受験対策!合否を分ける適切な対策方法とは

中学受験直前の勉強法は?ここだけは押さえよう!

中学受験の勉強法

まずは、中学受験直前にするべき勉強法をご紹介します。受験本番が直前に迫って、どんな勉強をすれば良いのかわからなくなってしまった場合や、直前期の追い込み勉強で成績をのばしたい場合は、参考にしてみてください。

直前期はこれまでの総復習が基本!

受験直前の時期にするべき勉強法を一言で表すと「徹底復習」です。

受験生の皆さんはこれまでに、基礎から応用・過去問演習まで長い時間をかけて学習してきたはずです。
そのような志望校合格のために十分な準備をしてきた方々は、直前にとにかく徹底的に復習することが重要です。

受験では、必ずしも全ての問題を解けるようになる必要はなく、7割程度の得点を取れていれば合格できる場合がほとんどです。そこで、重要になるのが「自分が解ける問題を取りこぼすことなく解答する」ということです。

そのために必要なのが「徹底復習」という勉強法です。今まで勉強してきたことの復習をしっかりと行って「今までに解いたことのある問題は絶対に間違えない」というレベルまで復習しましょう。

このように徹底復習を行うことで、取れる問題を取り切る力を身につけることができ、受験合格を掴み取るチャンスが高まります。

特に過去問の復習に力を入れよう

復習すべき内容はたくさんあるため、どこから手をつけたら良いかわからないという方が多いと思いますが、最も重要なのは過去問の復習です。特に直近3年分の過去問の復習は必須です。

一度解いたことがある問題だから再度やる必要はないと思う方もいるかもしれませんが、受験直前の過去問の復習は非常に重要です。

過去問を復習する際には

  • 志望校の出題傾向
  • 志望校の問題形式や試験形式
  • 当日の時間配分

を改めて確認するようにしましょう。直前の段階でこれらを確認することで受験当日のイメージをつかむことができ、合格に一歩近づくことができるはずです。

また、あえて一度解いたことのある過去問を解くということは、お子様の自信にもつながります。一度解いた過去問であれば問題や解法を覚えていることが多いため、きっと合格点を超えることができるでしょう。直前に志望校の過去問で合格点を取ることができたという事実は間違いなくお子様の自信につながります。

受験ではメンタルが結果に大きく影響を与えます。自分に自信をつけさせるという面でも、直前にもう一度過去問を解き直すという勉強法は重要です。

直前までに対策が不十分の場合は?

受験生の中には、直前期になっても勉強が不十分で、まだ第一志望への距離が遠いという方や、まだ過去問演習が進んでいないという方もいるかと思います。

そのような場合も決して焦る必要はありません。やはり復習を中心にしながら、過去問演習を進めていきましょう。

ただ、どうしても本番までの時間が限られてきてしまうので、効率よく勉強を進める必要があります。ですので、家庭教師などを活用して短時間で徹底的に勉強を行うことがおすすめです。

各科目の効果的な直前対策方法!

一般的に、受験直前で最も成績が伸びやすい科目は理科や社会といった暗記科目です。

暗記科目では、覚えたら覚えた分だけ得点力アップにつながりますので、直前の勉強法としてはもっとも効率的である可能性が高いです。

とはいえ、国語と数学を蔑ろにしていいという訳ではありません。どの科目においても、一点でも多くとろうとする姿勢が大切になってきます。

それでは、それぞれの科目でおすすめな直前の対策方法をご紹介します。

国語の直前対策

国語は、文章読解問題を主として、漢字・語彙や、ことわざ・慣用句といった知識問題が数問出題されるという構成であることが多いです。

点数の割合が一番高いのはもちろん読解問題ですが、追い込み学習に入っている受験まであまり時間が残されていない直前期に読解力を伸ばすことは難しく、現実的ではありません。

それよりも、配点は低いかもしれませんが、漢字・語彙の確認や、ことわざ・慣用句をしっかり覚えることに注力して、受験本番で確実に点が取れる状態にしておく方が堅実です。

また、志望校の過去問や予想問題集で良く出題されている分野は、特に入念に学習しておくようにしましょう。過去問などで頻出されているということは、受験本番でも出題される可能性が高いということですので、その分野への理解があれば、本文も読みやすくなり、他の受験生よりも一歩リードすることが出来ます。

算数の直前対策

算数に関して注意するべき点は、過去問や予想問題に取り組む以外は、新しい問題を解かないようにするという点です。直前期においては、ひたすらに問題を解くという「量」を意識した学習よりも、少ない時間で大きな効果が得られる「質」を意識した学習の方が大切になってくるためです。

では、具体的に何をすればいいのでしょうか。それは、公式の確認と、今までに間違えた問題を解けるようになるまで解き直しをするということです。そうして着実に苦手分野を無くしていくようにしましょう。

もし、苦手分野が多い場合は、合格点に達せられる程度の学習にとどめておくようにしましょう。受験は総合力での勝負ですので、数学ばかりに時間をかけるよりも、その時間を追い込み期間での成績向上が期待できる理科や社会に充てたほうが、総合点は高くなるだろうと考えられるからです。

理科の勉強法

理科の場合は通常の過去問の復習に加え、生物や地学に特化して暗記を続け、知識を増やしていくことがおすすめの勉強法です。

しかし理科は生物・地学だけでなく、化学・物理分野も得点できるようにならないと合格には近づけません。

直前だからといって、生物と地学の暗記に全力を注ぐのではなく、理科の4科目を総合的に勉強するようにしましょう。

社会の勉強法

社会も暗記で対応できる内容が多いため、直前の追い込みが効果的です。

社会科目を暗記する際に重要なのが、単語を覚えるだけにしないということです。一つの単語を覚える際にも、しっかりとその意味を理解して他の知識と関連付けながら暗記することを心がけましょう。

また、中学受験では時事問題も出題されるので、それについての知識を深めることも重要です。

ニュースを見ることや新聞を読むのはもちろん大事ですが、小学生の情報収集を考えると、それだけでは不十分になる可能性もあるのが実情です。また、問題が作られた地点より前の出来事しか出題されません。そのため、おおよそ8月より前の出来事の出題が多いです。その期間の親御さんが集めた情報をお子様に伝えるという方法も重要です。

中学受験の直前対策には個人に合った対策が必要

中学受験勉強

各科目の直前対策は、お子様の苦手な部分を補うことが大切です。なぜなら、入試本番まで時間がない中での最後の追い込み学習で、成績が上がる可能性が大きく、苦手を克服することが出来れば、お子様の自信にもつながるからです。

また、志望校によっても傾向や出題方式が異なり、それに従って対策方法も変わってきます。そのため、志望校に特化した直前の対策をする場合は、特にお子様にあった対策方法をしっかりと考える必要があります。

中学受験を担当している家庭教師の先生は、志望校の傾向と対策方法をよく知っています。経験の豊富な家庭教師であれば、過去に教えた生徒と照らし合わせながら、中学受験経験者の先生であれば、自身の経験を踏まえながら、お子様の苦手分野を分析し、最適な志望校対策をすることが出来るでしょう。

直前期の勉強ならスマートレーダーの活用がおすすめ

中学受験直前の学習を家庭教師にサポートしてもらうなら、スマートレーダーが特におすすめです。

自宅で安全に授業がうけられる。

スマートレーダーでは、指導場所を自由に選ぶことができます。もちろん自宅を指導場所にすることも可能です。

自宅で志望校対策の指導を受けることができますので、保護者様の目の届く範囲内での指導が可能となり、安心して授業を受けることが出来ます。

苦手分野の徹底指導が可能

スマートレーダーは、受験直前の苦手分野の徹底指導に最適です。

家庭教師は塾と違い、自分自身の苦手分野や進捗状況によって個別でカリキュラムを設定することができます。短期や単発での指導も可能ですので、過去問対策や苦手分野潰しなど、受験直前の徹底指導をスマートレーダーで行って、志望校合格を目指しましょう!

志望校出身の先生を指名できる

家庭教師スマートレーダーは、志望校出身の先生を検索できるので、志望校に合わせた勉強の対策はもちろん、当日の様子や入学後のことなど、リアリティのある話を聞くことで、漠然と思い描いている中学校生活が一気に現実的に想像できるはずです。具体的な話を聞くことで、モチベーションの向上や維持に役立つでしょう。

また、指導可能な科目や曜日、所属大学など様々な条件で先生を探せるため、お探しの条件にぴったりの先生を見つけることが出来ます。

直前期の追い込みなど短期利用にぴったり!

スマートレーダーでは、授業1回1時間から契約を結ぶことができます。その授業ごとに、契約を結ぶ形式となっていますので、短期的な利用や単発での利用をするのにぴったりです。

中学受験直前期の最後の追い込みや、受験に関する不安を解消するための短期利用などにおすすめです。これを機にスマートレーダーを利用して、最後の調整をかけましょう。

まとめ

本記事では、中学受験直前の勉強法についてご紹介しました。

受験直前は合格を掴み取るために重要な時期です。家庭教師を活用することで大幅な成績アップも狙えるのでスマートレーダーの活用も検討してみましょう。

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